top of page

虫刺されに、母性と生態系を感じる


古くて、隙間の多い家に住んでいる。いろいろな虫と対面する日々なのだが、そんな中、「オスの蚊は人を刺さない。刺すのは、メスだけなんだ」との言葉が、耳に入っきた。「そ・・・そんなすごい事実を、46になった今まで、誰も私に教えてくれなかった!」と、声高に興奮気味の私。

何がすごいのか?女性の強さは、蚊の世界にも通じていることだと感じたから?気になって、調べてみた。

要約すると、「交尾後で、卵を産む前のメスだけ」が、脊髄動物の血を「吸血」するとのこと。そして、その理由は、「体重の割にたくさんの卵を産むので、タンパク質等の栄養が必要だから」だそう。生まれてくる子のためには、命の危険を冒してまで動物の血を吸う、そんな強い母性を持った、蚊。その事実に心をうたれた数秒後、「Well....果たして、その母性に共感した私は、これから、喜んでメス蚊のエジキになるか」と自問するも、答えは定かにならず。生まれてくるべき蚊の命を救ったら、生態系を救うことになるのかと、新たに自問するべき質問が出てくる。

さらに調べていくと、「蚊の幼虫であるボウフラは、ヤゴ(トンボの幼虫)や小魚に、成虫である蚊は、トンボやカエル、小鳥、コウモリなどのエサになって、生態系を支えている」という事実が確認できた。よしよし。

さあ、これから、蚊の母性を尊重しつつ、自分の肌や血も大切にしていく、中道を生きていくべく、最善の努力をしていくぞ。


ちなみに、ここ北アリゾナのVerde Valleyエリアは、セドナも含めて、「NoSee Ums(ノーシーム)という、蚊より小さくて見えづらいのにしっかりと吸血をする厄介者が、春から初夏にかけて、活躍する。このノーシームの母性についても、また調べていきたいと思う。


Comments


  • Black Instagram Icon

【著作権に関するご注意】

当HPに掲載している画像や文章を無断で転載・転用することはできません。無断で記事やその他発行物、ブログ、HP、ソーシャルメディア等に公開することは著作権侵害として罰せられますのでご注意下さい。

Copyright 2020 Ikuko. All Rights Reserved. 無断転載禁止

bottom of page